フリーター、イギリスへ行く

イギリス/大学院留学/LSE/Social Policy

English requirementの壁

毎日小難しい論文を読むので精一杯のちよわかまるです。
そう、やっぱり英語は大事です。今日は英語のスコアについてお話しします。


出願の際に求められる英語のスコアは大学やプログラムによって異なります。
ぼくの場合、IELTSでoverall7.0、それぞれのセクションにも最低基準がありました。例えば、法律のコースLLMはoverall7.5だったり、oxfordだとoverall7.5で各セクション最低7.0だったり。

英語のスコアで大事なのは2つ。
① 出願時に受けてない or スコア足りてない状態でも出願できる場合が多い。
② スコアはあくまで“Minimum requirement”である。


まず①について。
イギリスの大学院の場合、出願時に英語スコアの条件を満たしていなくても合格がもらえます。条件付き合格conditional offerです。最悪プログラム開始までにクリアすればunconditional offerになります。ただ、ビザ申請時にunconditional offerでないとおそらくかなり厄介な手続きが必要になります。
前にも書いた通り、出願はas early as possibleです。英語スコアが足りないから出願をためらう必要はないと思います。でも早い段階で基準スコアを取得できるよう作戦を練るのがいいです。

ぼくは、出願のタイミングでoverall6.5、writing5.5で基準を満たしてませんでした。
「この中途半端なスコアを提出した方がいいですかね?」と日本の留学エージェントにたずねたところ、「ぜひ提出した方がいいです」と即答。
それじゃあと提出したところ、LSEの担当者から“the score of 5.5 in the Writing component is too low”との返答。その後conditional offerが出たものの、果たして出願時に提出すべきだったのか疑問。まだIELTS受験していないことにして出願してもよかったのではないかと思います。
いずれにせよ、こういう場合は大学に直接確認を取った方がいいです(日本のエージェントは把握してない場合もある)。



そして、②は実際に授業が始まってから感じていることです。

最低限の英語スコアでは全く足りませんよ。

最終的に僕のスコアは、listening6.5 reading8.5 writing7.0 speaking7.5 overall 7.5です。
基準は十分にクリアしているように見えますが、IELTSはあくまでテストです。
現実世界では、ふと話されたことをきっかけに意見を求められ、相手がそれに反論し、それに別の人が意見を加えて・・・、が雑音の中で行われます。独特のアクセントやネイティブ超速攻撃もあります。テストのように整えられた環境で英語を使う場面などほとんどありません。要は、高いスコアなんぞ使い物にならんわけです。

IELTSでスコアをたたき出すための勉強や戦略は大事です。最優先です。
でも基準スコアをクリアしたら、実際にディスカッションやレクチャーで使える形に鍛えるのもすごく大事だと思います(ぼくはそれを怠りましたので・・・)。別の機会に書きますが、TEDのディクテーションをしたり、海外ドラマを英語音声だけで観たり。そんなことは日本にいるうちに済ませればよかったと後悔しています。


出願書類はこれでひとまず終わりです。IELTSの話が出たので、続いてIELTS勉強法でも書きます。


とっても申し訳ないのですが、当ブログに書いてある内容によって生じた問題などについて、書いている人は何一つ責任を果たせません。
寛大な御心とご自身の判断力をもってお読みいただければ幸いです。