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フリーター、イギリスへ行く

イギリス/大学院留学/LSE/Social Policy

修士論文はカビゴンです

「チャイニーズニューイヤー(旧正月)はお祝いしないの?」
しないよ。どうも、ちよわかまるです。

今日はめずらしく書きたいことが二つあるので、そのうちの一つを書きますね。ズバリ修士論文についてです。DissertationまたはLong Essayと呼ばれるものです。

繰り返しになりますが、1年間の修士プログラムはとてもIntensiveです。論文を読んで、プレゼンしたり、エッセイ書いたりするのに加えて、Dissertationくんがのしかかってきます。カビゴンのように。
え?好きなことやれるんだから楽しそうじゃーん。
とか思ったそこのあなた。カビゴンに会いに行きましょう。


まず、タイムラインを簡単に。
10月:修士プログラム開始。早速やりたい分野を1枚にまとめて出せと言われる。でも大丈夫。この段階ではみんなカスみたいなもんです。カスに基づいてAcademic Advisor(指導教授)が割り当てられます。
 ↓
11月~12月:月1のペースで指導教授とミーティング。分野を掘り下げ、リサーチクエスチョンを決めていく。Literature Reviewをつくりながら考える人もいる。
 ↓ 
1月~3月:休み明けから教授とお話し再開。リサーチクエスチョンを確定。論文の具体的な設計を固めていく。研究のMethodology、各セクションの内容など。

ここまでが今んところの感じです。
その後、6月ごろに一度下書きを提出。9月1日までに完成版を提出。
という流れです。


で、何が大変かと言いますと、、、

ここが大変だよ➀ リサーチクエスチョンが定まらない
普段のエッセイやテストだと問いは与えられているわけです。それに基づいて考えて書けばいい。でもゼロから自分でやるDissertationは一味違います。
限られた時間・資源・能力のなかで実現可能であり、かつ
自分が興味を持ち取り組み研究として成果を出せるもの。

これを満たすリサーチクエスチョンにたどり着くまでにけっこうな量の文献を読んだり、統計資料を漁ったりしなきゃならないわけです。適切な問題設定を組み立てる力がすごく大事になります。Academic capacityってまさにこういう力なんだなあと痛感。

ここが大変だよ➁ Academic Advisorとの共
一対一です。英語もよく話せんのに(笑) ぼくの指導教授はジェーンと言います。Social Policyをジェンダーや家族の視点から研究している熟練の英国婦人です。月一度、ちょっと大きめの部屋のちょっと大きめの机に二人で対角に座って話し合います。
ジェーン「なぜこのトピックを選んだのかしら?何か論文を読んでのこと?」
ちよわか「いや、まあ、その、これがこれでピヨピヨピヨ・・・」
ジェーン「難しいわ。お止めなさい。」
ちよわか「うんわかったピヨ。」
というように自分の小物感がさらけ出されていきます。

指導教授は研究分野を考慮してランダムに割り当てられます。誰にあたるかがとても重要ですね。友達と話していてもぼくの指導教授はけっこう厳しめのようです。でも彼女で本当によかったです。ジェーン婦人は、はっきり助言してくれます。
「やってもいいけど、とても時間とエネルギーがかかる」
「合格はするけど高いレベルにはならない」
「この一文は社会科学としてはstupidよ」
「でも最後に決めるのはあなただからね」
などぼくの考えにしっかり応答した上で、建設的な方向へとそれとなく導いてくれます。毎回自分の言うことを論証するのは大変ですが、社会科学の研究とは何かということを体で覚えている感じです。

ここが大変だよ➂ Keep it logical and specific!!
論文の字数は10,000words以内です。ぼくらが日頃授業で読む論文というのが1本だいたい15~18ページで10,000前後なんですね。 ということは、そんなにたくさん書けないんです。だから、掘り下げて掘り下げてつまらなくなるほどに具体的にしていかないと到底収まらないんです。
視野を狭めていく作業なので、けっこう煮詰まったり、堂々巡りになったりします。修論のことから離れて他の授業の論文読んだり、友達と話したりして間を置くというのが必要になります。だから、けっこう時間がかかるわけです。


いろいろ大変でしたけど、ようやくぼくのテーマもまとまってきました。
ちなみに研究テーマは・・・
おやおや、ここでお別れの時間になってしまいました。
それではまた来週。

 

 

とっても申し訳ないのですが、当ブログに書いてある内容によって生じた問題などについて、書いている人は何一つ責任を果たせません。
寛大な御心とご自身の判断力をもってお読みいただければ幸いです。