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イギリス/大学院留学/LSE/Social Policy

人間のニーズを考える 1

大人ガーリー系ってなんぞや。大人なの?ガールなの?
がっつり悪魔系男子のちよわかまるです。

今回からだらだら何回かに分けて、Human Needsについて考えようと思います。Human NeedsはSocial Policyという学問の主要テーマの一つです。日本語ではニーズ
、 要は生きていく上で何が必要かという議論です。以前、貧困についてざっと書きました。貧困の議論はどっちかというと「何が欠けているか」「何が原因か or 誰のせいか」というネガティブなかんじでしたね。ニーズの議論は、「人間には何が必要か」「よりよい人生には何が必要か」という建設的なかんじなのが面白いところ。

ものすごいざっくり全体像を言いますと、
①Identification of needs:パンツが必要だ!というニーズの「発見」
②Commodification:パンツを自分で作る or 市場で買うというニーズの「商品化」
③Claim:パンツはみんな平等に最低限必要なものなんだ!というニーズの「主張」
④Social right:誰でもパンツゲットだぜ!のルールを作るというニーズの「権利化」

ニーズの議論の目指すところは、自分だけでなく社会のルールにして、誰でもそのニーズを満たせるようにするってことですね。


よし。小難しい話はこのへんにして、本日の本題。ぼくの好きな芸能人の一人、バナナマン。バナナ炎という番組で「一つだけ好きな法律を作れるならこんな法律」というテーマで話した回があります(見たい人はこちら)。もちろん日村さんだけでなく設楽さんも変態なので、金とエロにまみれたトークが展開されます。ものすんごいくだらないんだけど、法学部のつまらん授業よりよっぽど法律の本質が伝わる。


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設楽「自分だけ全てタダ。これはいいよね。みんなは普通で自分だけ全部タダ」

日村「それはすごいよ。何もかもでしょー。電車からバスからタクシー、飛行機、食事。・・・でも想像したら悲しい話だね」

設楽「なんで?」

日村「なんか、なんのためにおれって生きてるんだろうとかさ思うだろうね」

設楽「そうだねえ。ある程度最初は楽しいけどね、洋服屋さんとか行っても全部タダだし」

日村「なんか楽しくないでしょ?お金ためてやっと買ったとかいうものはもうないよね。仕事もしなくていいんだから、毎日ボサーっとしてさ、悲しくない?なんかそれって」

設楽「たしかに楽しい時期があって、そのうち何のためにって思うだろうね」

設楽「じゃあセックスだよセックス。誰とでもセックスできる券。国民全員には配らないの。国がいろいろ調べてあまりにこの人はできてないっていう人を7人だけ決めて配る。その7人が、その券を出したらもう誰も断れない

日村「泣かない?その渡された女の子?おれそういうとこ気にしちゃうのよ。グイグイ始まった時に、相手がガンガン泣いてるみたいなさ」

設楽「そりゃ泣くかもしれない。法律はできるっていうとこだけだから、感情は操作できないよ

日村「だったらその券を広末涼子さんにとはいかないね、たぶん。泣くもん広末さん。あのね、おれね、本当にあれなんだけど、愛し合いたいわけ、ちゃんと!するなら愛し合いたいわけ!」

設楽「でもさ、法律でも作んないとできないからやってるわけじゃん」

日村「でもね、愛は生まれないと思うんだよね。ただ欲だけが満たされて、悲しい結果に終わると思うんだよね。」

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なんか活字にするとぜんぜん面白くないですね。意外にピュアな日村さんを知りたい人はぜひ観てみてください。
で、自分だけ全てタダ法と、誰とでもセックスできる券から分かったこと。
①「欲」を満たすのと「ニーズ」を満たすのとは少し違う
②ニーズはお金や物それ自体と、それらを得る際の達成感とも関係している
③権利や法律にしたとしても、愛や達成感といった感情が満たされるとは限らない

あ、なんかうまい感じでまとまってません?
誰とでもセックスできる券。うっほほーい。
次回はもっとまじめに書くのでどうか見放さないでくださいね。


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寛大な御心とご自身の判断力をもってお読みいただければ幸いです。