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誰が何を推薦状に書けば?

ロンドンもすっかり冬です。でも半袖の人もいます。ちよわかまるです。

以前、CVと推薦状をやっつけのごとく書きました(コチラです)。推薦状については、日本の教育システムではあまりないものなので、もう少し詳しく書いてみようかと思います。


まず、先方の大学院は推薦状についてどこまで重きを置いているのか。
はっきり言って謎です。今度時間のある時にでもLSEの教授に聞いてみたいところです。
あえて予想するとすれば、客観的な情報が欲しいということでしょうか。
Personal StatementもCVも、はっきり言ってでっちあげることが可能です。英語の上手な人に脚色した内容で素晴らしいものを書いてもらう。そこまでやれば、ある種の執念も感じて感心してしまいますが(笑)
ただ推薦状はそうはいきません。下書きを都合のいいように書いたとしても、最終的にサインして提出する作業は推薦者の教授がするわけです。よほどの老いぼれか英語アレルギーの教授でない限り、だましとおすことはできないでしょう。


以上の勝手な予想に基づいて考えると、自分のPersonal Statementの内容を把握しており、かつ、強みや問題点なども客観的に書いてくれる人がよさそうです。
ぼくも一人の教授から、
「君の持ってきた下書きは、どうも推薦しているようには思えない。どういう問題点があってそれをどうやって乗り越えたかなどの説得力があったほうがいいんじゃない」
と言われました。推薦するに足りるだけの論理性と説得力のある「何か」を示したいところです。


あと、学部長やLSE卒業生に書いてもらう方がよいか、という肩書的な問題もあると思います。個人的には、推薦者の肩書が大きなアドバンテージになるとは思えません。推薦状がいくら素晴らしくても、Personal Statementとの整合性も見られるでしょう。本人について何も知らない人が書けばばれるわけです。まして、学部長が言っているから信じようとは到底ならない。
教授だろうが、准教授だろうが、自分のことを一番よく知っている人に書いてもらうのがベストです。


形式面の話もありますね。
一般的にはA4一枚という情報が流れていますが、ぼくの推薦者の先生はA4二枚に渡ってぼくがどういう人間かを書いてくれました(ちなみに英語しか話さない日本人の先生です)。
内容が決まった後は、推薦者の人が自分の所属大学の公式フォーマット(headed paper)に印刷し、署名してスキャナーにかけオンラインで送るという形になります。


推薦状は、自分のことを書いてもらう恥じらい、忙しい中お願いしている申し訳なさ、などなかなかナーバスな作業です。力になってくれそうな人に早い段階から「大学院留学に行こうか迷っている」という一般的なお悩み相談をしておくといいかもですね。
以上、推薦状についてでした。

 

 

とっても申し訳ないのですが、当ブログに書いてある内容によって生じた問題などについて、書いている人は何一つ責任を果たせません。
寛大な御心とご自身の判断力をもってお読みいただければ幸いです。