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Academic Writingでかっこよくなる方法

ゴールデンウィーク明けると5月病が始まりますね!ま、ぼくはゴールデンウィークどころかテストウィークむかえちゃってるけどね。へっ!ちよわかまるです!

しかし、ちょっとあったかくなったと思ったら、すごい勢いでみんな公園に出てくるのね。お昼時はもうどこの公園もピクニック状態。気取った顔してぞろぞろ芝生に集って、陽気な日差しに素敵に照らされながら、優雅にランチをセレブしてるよ。芝生に座って昼飯なんて、小4の時に遠足で昭和記念公園に行った時が最後だよ。大人になってもやってるなんて変な人たち (゜ε゜ )

さてさて、今日はですね、英語の論文やエッセイでよく見かけるけど使えない、だけど使えたらかっこいい、という表現を一挙大公開します。よく見かける表現に限って日本の英語の授業で教えてもらってないんです。授業聞いてなかっただけなのかな。

①Though  (頻度★★★)
は?なめてんのお前?って思ったでしょ。まあ、待ちんしゃい。意味は「~だが」ですね。I like her, though she doesn't like me. 悲しい文章になっちゃったけど。

Working class possesses moderately poor economic capital, though with reasonable household income.
(労働者階級は経済的な資本には乏しい、そこそこの収入はある)

みたいに後ろに文章じゃないやつが来たりするの。だからけっこういろんな時に使えるんですな。さらにAlthoughなんてさらっと書けたらかっこいいですねえ。Althoughはどっちかというと文の冒頭にある気がします。But連呼人間を卒業してThough, Althoughを使って優越感に浸りましょう!


②the way(s) in which  (頻度★★★)
こっちに来た時に論文でもディスカッションでもよくお目にかかって「は?」ってなってましたよ。これ「~が○○する方法」ってことです。たとえば、
I want to know how to kiss. キスのやり方が知りたい。こいつただのバカだね。じゃあ「ぼくは彼が彼女にキスする方法を知りたい」ってどう言います?そこで登場するのがway in whichです。I want to know the way in which he kisses his girlfriend. ちょっと犯罪的なニオイがするね。

The essay examines the way in which welfare policies can reduce the risk of poverty.
(本稿は、福祉政策がどのように貧困のリスクを軽減できるかについて論ずる)

たぶんhowに置き換えても文法的に間違ってないと思います。ディスカッションとかでも使えたらかっちょいい。

③the extent to which  (頻度★★)
意味不明ですね。こっちで勉強するまで見たことありませんでした。これはですね、to some extent (意味:ある程度)から考えるといいです。
George is, to some extent, crazy (ジョージはなかなかいっちゃってる)
George is, to a large extent, crazy (ジョージはかなりいっちゃってる)
George is, to a lesser extent, crazy (ジョージはちょいいっちゃってる)
ジョージすまん。このsomeとかlargeの程度を示す部分が関係代名詞whichに変身してるわけです。だからthe extent to whichは「~が○○する程度」となります。

The essey examines the extent to which welfare policies can reduce the risk of poverty.
(本稿は、福祉政策がどの程度貧困のリスクを軽減できるのかを論ずる)

To what extent can welfare policies reduce the risk of poverty?
(福祉政策は、いったいどの程度貧困のリスクを軽減できるか?)

 二つ目は、セミナーとかエッセイの問いとかで見かける形です。この表現を自分のエッセイで書けるようになると「あれ、今、相当すごくない?」という達成感でもうそれ以上書かなくてもいいやという気分になります。

④Arguably  (頻度★)
やっぱり英語を最終形態に近づけようと思うと、副詞って大事なんです。学術的な文章でよく出てくるのは、
Arguably, Presumably, Importantly, Crucially, Surprisingly, Predominantlyとかですね。意味は順番に、ほぼ間違いなく、恐らく、重要なことに、決定的に、驚くべきことに、主に、です。特に最初の「たぶん」という意味の二つですが、こういう決めつけずに議論の余地を残す表現は非常に大事みたいです。注意深く議論を進めているしるしになります。

Arguably, welfare policies can reduce the risk of poverty.
(議論の余地はあるが恐らく、福祉政策は貧困のリスクを軽減できる)

ちなみにArgubalyは、It can be arguedとしてもほぼ同じ意味です。


あともう一個「as to」っていうのがあったんですけど、もうおしまいにしたいのでおしまいです。もしIELTSなど受ける人がいたら、ぜひ使ってみてください。


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寛大な御心とご自身の判断力をもってお読みいただければ幸いです。