読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

フリーター、イギリスへ行く

イギリス/大学院留学/LSE/Social Policy

Social Policy授業探検➀

一段落したところで、今日も穏やかに、淡々と、書きます。ちよわかまるです。
予告したように、今回から数回に分けLSEのSocial Policyで学べる授業を掘り下げていきます。

と、その前にMSc Social Policy and Planningの所定単位と科目登録について簡単に。
所定単位は4単位(units)。卒論が1単位、必修科目が計1単位分あるので、好きに選べる選択科目は2単位となります。
科目登録は1年の始まり、つまりMichaelmas Termの頭です。ほぼ全ての科目に定員が設けられているので、人気科目を申請する際は志望動機を書かないと落ちる可能性もあります。または、ぼくが以前経験したように、学生が集まらな過ぎて突然なくなっちゃうなーんてこともあります。また、他学部の授業も履修可能。その場合、自分のプログラムのディレクターと他学部の授業の担当教授の両方に志望理由を示して許可をとります。

つまらない前置きはこの辺にして、早速はじめましょう!

科目名:Social Policy: Goals and Issues
単位:Half Unit (Michaelmas Term)
評価:試験100%
コースワーク:Formative essay1つ、プレゼン1、2回
リーディング:多め、そして難しめ
形式:オムニバス形式の講義60分+少人数ゼミ90分

<概要>
まずこちら、必修科目です。ちよわか流邦題は「社会政策:目的と視点」といったところです。主に理論です。Social Policyの学問分野としての発達に始まり、Welfare regimeの分類、NeedsやPoverty、ジェンダー、などいろんな視点から基礎を学びます。端的に言うと、どのような主体が、どのような理論的枠組みに基づいて、Social Policyをすすめているのか or いくべきなのかを延々と悩むというかんじ。

<雑感>
はっきり言いますとトピックによりやる気にムラが出ます。Social Justiceの週はいくら読んでもロールズさんが何を言ってんのかさっぱりなので、つまらなかったです。でも、貧困や社会的排除の回は面白かったですねえ。貧困って何?という議論がちゃーんと発達していて日本では見られないようなお話盛りだくさん。
ぼくのセミナーグループは多国籍でした。でも理論メインだったので話が盛り上がりにくいという感じはありました。


科目名:Social Policy: Organisation and Innovation
単位:Half Unit (Lent Term)
評価:エッセイ25%、試験75%
コースワーク:プレゼン1、2回(Formative esseyは任意)
リーディング:多い、でも読まなくても議論できる
形式:オムニバス形式の講義60分、少人数ゼミ90分

<概要>
ちよわか流邦題「社会政策:実践と革新」。こちらも必修科目で、かなり具体的な政策のお話に切り込んでいきます。まずパブリックマネジメント、つまるところ、どうやって公共部門を効率的に機能させるかから始まります。5週目あたりから、子供の貧困、差別、犯罪といった具体例を参照しながらどうやって社会的平等を高めていくかを考えます。最後に少し話が大きくなり、高齢化や気候変動といったSustainabilityの視点からSocial Policyを掘り下げます。

<雑感>
こちらはどのトピックも具体的なので掴みやすかったです。しかも、その多くは日本ではお目にかかれない議論が多いです。リーディングが多そうに見えますが、全部読む必要はなく、それよりも自分の国ではどうなっているのかを調べて議論に参加した方が面白くなりますね。とくに世界の奇人・日本については。
ぼくのセミナーグループはイギリス・中国・カナダ・トルコ・ラトビアなど多国籍で、しかも活発な女の子が何人もいたので大盛り上がりでした。Formative essayも忙しければ出さなくてもいいくらいのスタンスで、議論もしやすいので、楽しく学べます。


今回はSocial Policy and Planningプログラムの必修の二科目を公開しました。ただセミナーの質については、学生の国籍構成やセミナーリーダーとなる教授によってかなり雰囲気や進め方が異なります。そう、です。
次回に続く。


とっても申し訳ないのですが、当ブログに書いてある内容によって生じた問題などについて、書いている人は何一つ責任を果たせません。
寛大な御心とご自身の判断力をもってお読みいただければ幸いです。