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フリーター、イギリスへ行く

イギリス/大学院留学/LSE/Social Policy

Social Policyとは何か①

ちよわかまるです。
留学前の準備の話を中心にやってきましたが、留学後の少し真面目な話にチャレンジしようと思います。
ここでアウトプットすることで、自分の理解を深めたいだけ・・・ではないですよ。

さて、Social Policyとは何でしょうかね。
MBAとかLLM(Law)は想像しやすくピンときますけど。Social Policyは訳すと「社会政策」となります。訳してもざっくり感。
まだ日本にはそこまで取り入れられていない概念・学問領域。ぼくは授業を受けるなかでそんなふうに思っています。


まず、何についてなのか。
ずばり「Well-being」です。これがまた厄介な言葉です。今のぼくが言えるのは、議論されている言葉だということ。なのでもう少しわかりやすい言葉でSocial Policyを説明すると、「Welfare」についてでしょうか。
人にはどのようなニーズがあるのか。
福祉国家はどのようにそれに応えるのか。
政策はどのように実行すればよいのか。
などなど。「Well-being」という言葉は「Welfare」よりもっと広がりを持った言葉です。すなわち、どのように「Good life」を手に入れるか。
一人ひとりが、異なる一人ひとりから構成された社会に参加すること。
ときにGood lifeが他者のGood lifeやFreedomを犠牲にして成り立っていること。
とある一つの社会政策によって、Well-beingを高めることもあれば、損ねることもあるということ。
こういった、ものすごいめんどくさいこと、規範的な部分も大いに含んでいるのです。


さらにSocial Policyは、Interdependent(相互依存)な個人と社会について考えます。
身近な例でいえば、玉ねぎを買うということ。見知らぬ誰かの栽培した玉ねぎを買う。見知らぬ誰かに玉ねぎを売って生活する。相手がいないと困ります。そんな双務的・互恵的な関係が、市場・税制・公的サービスにおいても形成されています。さらには、子と親、介護、障害者などの文脈ではよりInterdependentな側面が目立つかもしれませんね。どのように他者をcareするか、という個人と個人の関係性はSocial Policyの役割を考えるうえで不可欠なようです。


どのような手法で上記のような事柄を考えるのか。
ずばり、Interdisciplinaryです。これは「多くの領域にまたがる」という意味です。ぼくにとってはこの点、かなり魅力的でした。Social Policyは様々な理論を含む一方で、実に実践的・問題解決型の学問です。実世界の問題に取り組むうえで役立つ考え方や視点であればどんどん活用する。経済学・法学・社会学・心理学などなど。Scienceとして客観的な根拠や体系的な理論に基づきつつ、それらを実際の問題に応用していく。LogicalとCreativeの夢のコラボというわけです。


このようにまだ日本ではあまりなじみのない分野です。
次はイギリスにおいてSocial Policyがどのように学問として形成されたかをまとめます。

※追記
後日、分かりやすい一文を発見!一言で言うとSocial Policyとは、

the study of human well-being or, more particularly, the social relations and systems that promote or impair human well-being (Dean, H., 2006, Social Policy).

 ウェルビーングを高めたり損ねたりする社会関係とシステムの研究、です。


とっても申し訳ないのですが、当ブログに書いてある内容によって生じた問題などについて、書いている人は何一つ責任を果たせません。
寛大な御心とご自身の判断力をもってお読みいただければ幸いです。